たぬきケーキを共に

ずっと水底から眺めている

※ただし現実世界には持ち込まないこと

こんにちは、今日は夏の到来を感じさせるかのような暑い一日だったね。

 

先日のショッキングな出来事から数日経ち、引っ越し作業やらゼミの発表資料作りやらの些事に追われる中でだんだん心も落ち着きを取り戻しました。

そしてタイミングとしては良いのか悪いのか、ハチャメチャにタイプのキャラクターに出会ってしまい、今はとても満たされている。

 

そういう訳で、今回は私が好む漫画やアニメのキャラクターに共通することをタラタラ書きたいと思ってます。これはなかなか知人程度には明かせないディープな話題。

 

はじめに白状すると、最近出会ったどタイプのキャラクターとは超有名漫画「ワンピース」に登場するトラファルガー・ローです。ワンピースについては、幼稚園生の頃にアニメを欠かさず観ていたり、小学生時代に通っていたスイミングスクールの送迎バスの中で、なぜかボア・ハンコックが表紙を飾っていた53巻だけを繰り返し読んでいたりといった変な思い出がある。

 

そんなこんなで、現在は一から追いつくのは大変苦労するところまで物語は進み盛り上がっているワンピースだが、今年中にできるだけ楽しみながら追いつきたい。そう思うほどにはローというキャラクターが今アツい。

 

物語をほとんど知らない状態なので非常に表面的な部分でぶっ刺さってしまったわけだが、まずルックスが良い。

あんなにワイルドな見た目なのにクマががっつりあるところとか、ちゃんとは把握していないけれどタトゥーや服装の意匠が意味するところとか、見た目通りの内面ではないってところが大きなポイント。意外と重い男っぽいところが最大の魅力。

 

言語化してしまうとこんな文章量にしかならなかったけれど、私が好む漫画やアニメのキャラクターに共通することとして伝えたかった、「ギャップがあって重たい背景を抱えながら生きている」という点にマッチしているということだけ、伝われ、伝われ。

 

ギャップがあるというのは、擦られまくって擦り切れた例で言う「ヤンキーが雨の中子猫に傘を差しだしていた」みたいなことだけど、マイナスな部分(ヤンキーという怖さ)がプラスに転じる(猫に対して見せた優しさを持ち合わせている)というギャップよりも、プラスの部分がマイナスに転じかねないようなヤバいギャップがある方が好みだったりする。

 

ローに関してはどちらかというと前者のギャップではあると思うけれど、解釈によっては強くて頼りになるキャプテンが一人の人間を慕って長い年月抱え込んで生きているどころかその存在感は増すばかり、みたいな執念に近しい感情を持ち合わせているキャラクターであるともとれてしまう。私の受容器官がこじらせすぎかもしれないが。

 

そして、ただ暗い過去や背景があるといっても、それをバネにして乗り越えて強くなってしまったキャラクターにはそれほど魅力を感じない。もうその出来事は乗り越えてきた過去の1つとしてしか語られなくなるのはなぜか寂しく感じる。

暗い過去や背景をいつまでも引き摺って、時々飲み込まれてどうしようもなくなりながらも何とか生き延びているような、そんな生きづらさを抱えているキャラクターに魅力を感じてやまないわけだが、我ながら拗らせまくった嫌な人間性をしていると感じる。

 

好みのキャラクターをただ苦しませてキャッキャするのではなく、その苦しみをどう抱えて生きていくのかという過程を追体験して一緒に苦しみたい…みたいなある種倒錯した癖があるんだと思う。自分が分からなくなってきたし、これ以上分かりたくもなくなってきた。

 

精神的マゾヒスト、という言葉で簡単には表現できないどろっとした何かが根底にある気がするが、今回はもうここまでにしよう。さすがに気持ち悪すぎるから。

 

それでは。